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木造耐火建築新築工事(昭島市昭和町N様邸)解体工事着工

この度昭島市昭和町にて『木造耐火建築』の2世帯住宅の新築工事を着工させて頂く事となりました。 『木造耐火建築』 余り耳慣れ言葉だと思います。木造とは建物の骨組み(躯体=クタイ)に材木を使用する建築です。 前提として『材木は燃え』ます。その為、木造では耐火建築は不可能となっておりました。 駅近や商店街の中などの『防火地域』では木造の建物は100㎡以上を建築することはできませんでした。 その為30坪を超える建築物は、木造以外の鉄筋コンクリート造(以下=RC造)や鉄骨造(以下=S造)となるため、建築コストが非常に掛かるという事態になります。 さらにコストのお話を掘り下げると、私も過去にはRC造を行う会社に勤務しておりましたが、建築本体の金額はもちろん、構造計算、杭工事など計画段階では見積辛いコストが非常に多くありました。(これは良い設備や大きなリビングといった直接『よりよく住まう』為のモノでありません。) しかし、ここ最近では講習会に参加し修了証を受け取ると『木造耐火建築』を建築できることになりました。 これにより通常の木造よりはコストは掛かりますが、RCやS造に比べれば遥かにローコストで『利便性の高い立地にこだわりの注文住宅』を手に入れることができという訳です。  
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さて、前置きが非常に長くなってしまいました。

今年に入ってからお話をはじめさせて頂いておりました当現場は、本日より既存建物の解体工事を行わせて頂いております。

今日という日を迎える前に、間取り、仕様の御打合わせ、ショールーム見学・・・。

お忙しい中、度重なる御打合わせをさせて頂きました。

毎回のことではございますが、お客様に色々と教えて頂くことが多く感謝の気持ちで一杯です。

この気持ちを胸に『一城入魂』の気持ちで建築させていただきます。

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今日は朝から現場に伺い作業状況及び現場打ち合わせを解体業者と行いました。

取り壊されていく『家』。

長く愛され家族と共に育ってきた建物。

そこには今まで住まわれてきた家族の歴史が刻まれております。

家族の成長にあわせ増築された部屋。

すり減った畳。

床鳴り等。

長い間お疲れ様でした。

 

次に新築させて頂く事への責任の重さをヒシヒシと感じた一日の始まりでした。