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府中市宮西町 狭小地での木造耐火建築(大工工事)

府中市宮西町にて承っております木造耐火建築新築工事ですが、ブログの更新ができずここまで来ました。

安心してください。ブログは更新できていませんが、現場は進んでおります。

前回はなんと基礎工事を書いたところで止まっていました。

私自身も信じられない感じです。

では、足早に続きを見ていきたいと思います。

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基礎工事が完了すると『土台敷』です。

今回の建物は1階が土間仕上げとなっている為、『土台』は有りますが、『大引き』はありません。

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土台敷の後は『建て方』を行います。

『建前』とか『上棟』とか言われる工事です。(厳密には少しニュアンスがちがいますが・・・。)

今回は鉄骨階段の設置や狭小地であることなどの諸事情により『建て方』を2日間で行いました。

 

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1日目は1階から2階、中2階まで建込ました。

設計事務所の先生が、採光のために拘られたエキスパンドメタルを使用したシースルー階段が、非常に豊かな表情を醸し出しております。

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2日目は屋上まで完成させます。

屋上に出れるように設計された階段を設置しました。

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ここまで来ると建物全体のボリューム見えてきました。

あの狭小地に、なかなかどうして立派な建物がそびえ建ちました。

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大工工事は続きます。

筋交いを通し、構造用合板を張り、構造金物を設置してようやくしっかりした建築になって参りました。

このタイミングでサッシも取り付けていきます。

見栄えのする『立てスリットのサッシ』は、特注のスチールサッシとなっております。

細かいディティルは私が設計させて頂きました。雨仕舞を考え、施工性を考慮しやっとの思いで造り上げたサッシは設置された時には嬉しさはいつもの何倍もありました。

これぞ本物の『注文建築』ですね。

 

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構造が決まった時点で第三者機関の『躯体検査』を受けます。

我々の気が使いなことをチエックして頂けるのでこれはこれで勉強になります。

一つ一つ、毎日が勉強です。

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今年は異常気象で長期にわたる大雨が続き、現場を苦しめております。

外壁工事が全く進まないのが、私の悩みの種です。

弊社以外の他社の現場も雨の影響でかなり現場が遅れているようで、そのシワ寄せで外壁業者が現場に入れないのが現状なのです。

それでも少しの時間を作って防水紙を張りに来てくれる仲間に感謝です。

 

本当に建築は大変です・・・。